腹部エコー実技スクール

超音波検査法フォーラムでは、たくさんの施設の検査技師と医師が経験を結集するワークショップを重ね、腹部エコーのスクリーニング検査について検討をしてきました。その中で“見落としを減らす”“効率よく検査を進める”という、一見矛盾する様な技術的到達点にたどり着きました。この実技スクールでは、その技（知恵とコツ）を「聴き、見て、経験する」ことで、ご自分の走査手技の問題点を再認識し、“見落としを減らす”“効率よく検査を進める”走査を修得してください。

（１）実践にそくした体位別走査
　（　仰臥位→左側臥位→半座位→右側臥位　）
一つの臓器に対して多方向からの観察が必要です。体位変換による臓器の移動や体内ガスの移動を利用することで広範囲を描出することができます。

（２） あなたの苦手な走査の克服をお手伝い
初心者の方が難しいと感じる走査、中級者の方でも意外にできていない走査を、実技を通して重点的にマスターします。

（３） 少人数制
実習班を少人数編成として、１人当たりの実技時間を多くしました。man to manの方が、もっと時間が取れそうにお思いかもしれませんが、あなたが苦手のことは他の人も苦手です。他の受講者が上達する様を見るのは、自分自身を俯瞰するのと同じ効果が得られ、実は上達の近道です。
また、体位ごとひととおりの走査法を実習するだけではなく、事前調査票にご記入いただいた質問事項などをもとに、個人個人に対応した指導をします。

私たちが提唱するのは検査の「均一化」の考えにもとづいた検査手順です。超音波検査に欠かせない適切なプローブの圧迫・被検者への呼吸指示・体位ごとの音響窓選択を身につけていただく事で、あなたの今までの検査の無駄をなくし「より速く」臓器ごとの死角を攻めて「より広範囲の描出」を目指しています。
実技スクールの特徴

実技スクールの特徴を、まとめました。○は受講した方からいただいたご意見です
実技スクールは、数ある超音波検査法フォーラムのセミナーは最も歴史があり、その内容の濃さ、受講者の熱意、世話人のハードさどれをとってもピカイチだと思います。